2006/09/30

椿の搾り粕で髪を洗う

これは椿の搾り粕です。
古くから、石けんやシャンプーができるまで、女性が髪を洗うのに使われてきたそうな。
私は、椿油をサトウ椿というお店でよく買っていたのですが、この椿粕も、こちらで買うことができます。
髪がつやっつやになる上、コシが出るのにびっくりします。

<使い方>
椿油粕約100gを木綿の袋などにお入れいただき、約1リットルの熱湯で約15分程度煎じます。
そして、自然に冷ました煎じ液でお髪を洗い、その後、お湯などで煎じ液を洗い流します(煎じ液は保存が効きませんので、お使いになられる分をその都度煎じるとよいでしょう)。
サトウ椿ホームページより)

ちなみに、煮出した後の使い方は、適温になったソレを、洗面器やボールに移して、その中に頭を浸けるように入れ、この液で地肌を洗うようにマッサージします。
椿粕に含まれる、サポニンの界面活性効果で、汚れが落ちるということなのですが、このサポニンは水に入れると若干泡立ちます。

かくいう私は、学生時代、『都風俗化粧伝(みやこふうぞくけわいでん)』という江戸時代に出版された、大・ベストセラーの美容本を、ちょっと読んだりもしたので(一応日本史学科卒)、こういうの、好きなんです。

マジかよ!というおまじないまがいのものもありますが・・・

2006年 夏のまとめ



以上、夏まとめでした。

2006/09/29

王様のモンブラン、はじまりました。

福生にある「Cafe du jardin(カフェ・ドゥ・ジャルダン)」の、世にもおいしいモンブラン、今年もはじまりました!!
本当に!おいしいんです。ここのモンブラン。
おいしいケーキ屋さんって、実は、ちまたで騒がれている程、あんまりないと思うのですが、ここだけは、マジで、うまいのです!!
福生界隈はなかなかファンキーで楽しいので、ぜひ。

2006/09/27

9月最後のお稽古

今日は純粋にお茶のお稽古について書きます。

今日は9月最後のお稽古でした。
前回、前々回と遅刻続きだったので、今日は遅刻しないで行こうと思い、13時半ちょうどには、先生宅に着くようにしました。
私の通っている教室は、幸い厳しいところではないのですが、遅刻をすると何から何まで焦ってしまい、いざお点前を始めるときも、なにか、こう、心がざわざわするような気がするのです。
中腹になってようやく落ち着いてくるのですが、余裕をもってお稽古に臨んだ方が、気持ちも落ち着いていて、最初から集中してでき、スーッと心地よいのです。

本日のお稽古は、棚を使った薄茶平点前と、棚を使った濃茶平点前、ってちょっと待ってくれー!!
まだ全然追いついていっていません・・・
でも、不思議なことに、次のステップに進むと、ひとつ前のものが何だか簡単に感じるような、気がしないでもないのです。
ちなみにお茶杓の御銘は、私は「夏の名残」と「玉兎」にしました。

単でのお稽古も今日で最後です。
いつもの薄い青っぽい紗綾型文様の紬に、祖母のお下がりの茶色い単の帯を締めて、お稽古してきました。

再来月にある、野点では、また盆略点前でお点前するので、来月後半は、野点に向けた盆略点前の練習もするそうです。
久しぶり!!
あの、全ては盆の上で、といういかにもシンプルな形式がとても好きなので、ちょっと楽しみです。
もう手順は覚えているはずなので、お点前の美しさにひたすらこだわって練習したいなぁと思います。

5月の野点の時は、新緑にちなんで、山吹色に緑の葉っぱがぼてぼてと大胆に描かれている現代モノ(といっても、昭和〜な感じですが)を着ましたが、この秋はどうするか・・・
実は以前、秋の野点にいかにもぴったりなもみじづくしの、しかも新品同様の着物を、骨董品やさんで見つけたのですが(おそらくまだあると思われます)、ずいぶん値段が張っていたし、やはり今回は諦めて、藤色の色無地に、もみじや菊が豪華なアンティークの丸帯を締めて行こうか、なんて迷います・・・
この迷う時間が楽しくもあり、またいろいろとほしくなってしまったりもし、非常に、ああ、悩むのであります!!

2006/09/26

トレンディー映画に興じる

ムラウチ電気のMacコーナーで、「NANA」を観てから、なんとなく、気分は邦画モードになっていたワタシですが、その後、家の近くのレンタルビデオやさんで、「Always 三丁目の夕日」を借りて観て、さらに、邦画欲求が強まっていました。
んでもって、この間は、鈴木保奈美と真田某が出ている「ヒーローインタビュー」を観て、うかつながら、求めていたのは、こ、これだ・・・と思い、その後観たものは観月ありさと萩原聖人の「7月7日、晴れ」。
あー、観月ありさも萩原聖人も、かつて私は大好きだったのです。
そして今日は、和久井映見と岸谷五朗の「バースデープレゼント」の最後の30分だけ、ちょっと観て、うるうる・・・
福山雅治の「Message」を聴いて、うぎゃー懐かしい!と一気に気分は盛り上がり、いよいよ映画館にまで出かけてしまいそうな自分がいます。

私の映画の好みというのは、<単純明快わかりやすいハッピーエンド>というのが鉄則なのです。
ドラマだとどんなにおもしろくても見続ける根気がワタシにはないので、映画でサラッと2時間程度で終わってくれちゃうのがいい。
2時間程度で成就する恋。
あー、いいねー!
そして、ちゃんと誰にでもわかるような起承転結があって、どんでん返しは基本的になしの期待通りの展開、そして絵的にはサッパリあっさり、〆がハグなら尚最高。
つまり、トレンディードラマならぬ、トレンディー映画なんですね。
売れ線のバック・ミュージック。
例えば、福山さんとか、福山さんとか、福山さんとか・・・

韓国ドラマもちょっとは観ましたよ。
チェ・ジウのあまりのかわいさと、そしてそれより何より、グォン・サンウのとんでもないすてきすぎさにあっという間にほだされて、うっかりブームにも乗りそうでしたが(まぁ半分くらい乗っていたとも言えますが)、あの、悲恋ってやつがいけないよ。

そんなわけで、次によさそうと思っているのは、古いところでは江角マキコと唐沢寿明の「恋は舞い降りた」みたいな感じの名前だった映画。
ああ、こういう雰囲気のやつを、観たい!!
あとは、昨年のクリスマスくらいにやっていた「大停電の夜に」、これも、ぜひ観たい。

ハッピーエンドが今、熱い。

2006/09/24

江ノ島と鎌倉へ

食べてきました!生しらす丼。
生しらす丼は、江ノ島の名物だそうです。
生しらす丼(半分は釜揚げしらす)を食べながら、昼からビーーール!
海風に吹かれながらの江ノ島散策はとても楽しかったです。
洞窟に入ったり、江ノ島神社で切実にお願い事をしたり、たこせんべいをかじったり。
帰りは、せっかくだからと鎌倉まで出ることになりました。
ミルクホールでお茶をして、じゃあごはんは地元でラーメンでも食べようかと話していたのですが、小町通りに、何だか風情あるお蕎麦屋さんを発見。
入り口から玄関まで細くのびた道にはいくつもの灯りが、ぽっぽっと静かに灯っています。
「会津から届いた新そば」「自家製粉」「手打ち」に惹かれて、ついつい入ってしまいました。
お店に入ると、想像していたよりお店は広く、明るく、清潔な感じで、せいろを頼んで待つことしばらく・・・
出てきました、蕎麦!!
おいしい!!
いやー、ラーメンなんて食べてる場合じゃないよね、と言いながらおいしいお蕎麦をむしゃむしゃ食べて、すっかり秋めいた、静かな夜の鎌倉を散歩をしてきました。
風にのってふっと金木犀の匂いが掠めます。
久しぶりに心底ゆったりとしたとてもすてきな一日でした。

ミルクホールにて・・・
精緻な螺鈿が施された櫛とこうがいのセット。

2006/09/20

懐紙コレクター

何を隠そう、私は懐紙コレクター。
これは撫子の懐紙。

お茶を始めてというもの、懐紙ばっかり買っては集めています。
どうやら、透かしが入っているものに弱いらしく、麻の葉文様、雪輪と雪の結晶、竹といろいろ見つけては、つい、つい。
そしてそれを自分なりに選んでお茶のお稽古に行くのがまたちょっとした楽しみだったりもします。
普段の食事の時にもさらりと使えるようになりたいものですねー

2006/09/17

麻の葉文様の単の紬

今日は、麻の葉文様の紬に、半幅帯を貝の口に締めて、お稽古に行って来ました。
お茶杓の御銘は「栗拾い」と「月の宿」。
今日は、棚を使った薄茶の平点前と、お濃茶のお運びの平点前のお稽古でした。

2006/09/16

暮らし家さんで待ち合わせ



今日は、MEGUさんと一緒に暮らし家さんとはきもの福島さんへ行ってきました。
暮らし家さんでは、ミーコさんと待ち合わせ!
薄い色の着物にショッキングピンクの帯、ブルーの帯揚+花柄の布で作ってある帯締というコーディネートがものすごく合っていて非常に!!おしゃれでかわいかった!!!



はきもの福島さんで、MEGUさんは鼻緒のお誂え。
いやー、出来上がりが楽しみですね!
その後、近くのカフェで、お茶をしておしゃべり。
10月は着物で一緒に出かけるのがかなり楽しみです。
今日の買い物も楽しかった・・・
気づけば、これで黒い帯が3本・・・!



私は、青(また)×白のシンプルな色づかいの笹文様夏縮緬に黒い縮緬の昼夜帯を合わせましたが、帯びまわりが暑かった・・・
着物がまだまだ夏という感じなので、少しは秋色を、と渋いレンガのような色の帯揚を合わせました。
今日は、みなさんに何だかいろんなお話を聞いていただいた気がします・・・
みなさん、本当にどうもありがとうございました〜、がんばります!!

2006/09/10

絣柄の単の紬

今日は珍しく、暖色コーディネートです。
ちょっと新鮮でうれしい・・・
こういういかにも紬という雰囲気の柄はどうも似合わず、いや、どちらかというと野暮ったくピタリとまとまってしまうので、あまり持っていないのですが、色が気に入ってチャレンジすることに決めたのでした。
ところが、今年6月に、無地の紺色の綿紬の帯を合わせて着たら、いろり焼か何かお店のお運びさんみたいな雰囲気になってしまったのです!

これじゃイカン・・・と、もう少し明るい雰囲気のものを探し求めてみました。
着物は、「銀座もとじ」さんでしっかりと手入れをしてもらったので、ずいぶんきれいになり、すっきり気持ちよく着られるように!
今日はものすごく久しぶりのお茶のお稽古でした。
お茶杓の御銘は、「虫籠」。
持ってはいないけど、夏のアンティークの着物のモチーフで大好きなのです。

2006/09/08

紗綾形の単の紬



なんとなく着てみました。
羅の帯を締めて、鼈甲の古い帯留を合わせています。

と、そんなことをやっていたら、「奥津洗濯教室」さんに洗いをお願いしておいたキモノがどっさり帰ってきました!
この間、骨董市で買った単の紬がもう着られる〜とうれしい。

2006/09/03

文化学園服飾博物館へ行ってきました

誘っていただいて、ヨーコさんとくれまちさんとあめみさんと、文化学園服飾博物館でやっている「夏のきもの —江戸時代 〜 昭和時代—」展へ行ってきました。
薄暗い館内に足を踏み入れると、衣桁にかかったたくさんの着物が目にとび混んできました。
江戸時代の夏きものの精緻なつくりにはただただ驚くばかり。
みんなではーとかほーとかため息をつきながら、順々に着物をじっくりと鑑賞しました。
天皇家の着物があったのには本当にびっくり。
同時に、天皇家には、いったいどれだけ豪華絢爛な着物たちが眠っているのかを考えずにはいられませんでした。
ああ見てみたい!
他にも、葵の御紋入りの着物や、財閥など旧家所蔵の着物がたくさんあり、それらは本当にすばらしいものでした。
ワンフロア下がると、時代は少し近づいて、大正〜昭和にかけて。
ついつい、お買い物感覚になり、これほしいなだとかこれあなた似合いそうねだとか、一気に華やいだ気持ちになってしまいました(笑)。



あめみさんとヨーコさん。
あめみさんはつばめが飛んでいる絹の縮、ヨーコさんは葉っぱがいっぱいの麻の縮を着ていらっしゃいました。



くれまちさんと。
くれまちさんは、おみなえしなどの花がまさに咲きこぼれているアンティークらしい単を着ていらっしゃいました。
私は唯一持っているアンティークの単を、昨年と同じ帯に合わせました。そのかわり、帯まわりの小物はちょっと変えてみました。



この日は、スカッと気持ちよく晴れて本当によかった!
まだちょっと暑かったけど、それでも爽やかな風が吹いて、じめっとした感じがなく、過ごしやすい一日でした。よかった!



文化学園服飾美術館のあとは、赤いタイルがかわいい石釜で焼かれたピザのおいしいお店でご飯を食べて、その後、目黒の「池田」という有名な着物のお店へ行きました。
「池田」ではちょうど、七五三で忙しい時期だったらしく、小さな子をつれた夫婦の方が、七五三の衣装を選んでいました。

そしてそのまま、ウエストというお店に移動し、お茶を飲んでいろいろとおしゃべり。
とっても楽しい一日でした。
みなさん、どうもありがとうございました!