2008/07/28

創作意欲に燃える月曜日の夜



ここのところ、すっかり寒天に夢中で、いろんなものを寄せては固めてみましたが、七草に行った後、俄然創作意欲に燃えています。
今日はさっさと会社を上がって、台所に立ち、おもむろに寒天に手を伸ばす。寒天の基本は4グラム!

七草でいただいたトマトとパプリカのゼリー寄せは、ゼラチンのこくのある味わいで、何やら香ばしさがある。

そこからヒントを得て、今回意気揚々と作ってみたのが、夏野菜の寒天寄せ。
中に入っているのは、オクラとトマトとそして焼いたなす。
それを、だし、薄口しょうゆ、塩で味付けして、颯爽と型に流し込む!どうだ!!

このあまりにもぎっしり詰まってる余裕なさが、いかにも素人という感じですが、おいしいことには間違いないはずです。

むふふふふ・・・

2008/07/27

七草会

夏の七草会。お店の前にて。



つるんとした絽の着物に羅の帯。



ふわんとしたジョーゼットに、紗の帯。



青じそのすりながしから始まり、





と、野菜づくし。(写真はほんの一部です)

やっぱり、夏はよいなぁ。

お茶をやって、水の音とお湯の音がちがうということに気づいた、なんて話をしながら、季節の音も違うよねなんて話になりました。
夏の音。にぎやかな感じ。遠い街のざわめきが温かい湿った夜の風に乗って聞こえてくる、なつっこさ。花火の音。人の声。決して寂しくない感じ。



ミケネコ舎で夜のコーヒーを。
珍しくぐんと空いた日曜日の夜の店内は、静かで、小さな音でかかっている民族音楽の楽器の音色が心地よい。
ケーキはがまんして、この上なくおいしい冷たいカフェラテを一杯だけ。
からん、と氷とガラスが奏でる音がまた涼しい。
眠れなくなっちゃうかも、なんて思いながらもやめられないおいしいおいしい大人の飲み物。

儚げなジョーゼット



一昨年くらいに買ったものですが、初めて着ました。
しかし着てみてびっくり。この着物、身丈が足らんではありませんか!!
試着した時、いったいなんでなにも感じなかったのだろう???

こないだ鎌倉で見つけた、撫子がこれでもかというほど刺繍された半襟を合わせてめいっぱいのおしゃれを。
ふだんあんまりやらないんですが、たっぷり半襟を見せる着付けをしてみました。

2008/07/21

横段ジョーゼット



横段のジョーゼットに、わたしらしからぬ、かなりショッキングなピンクのひまわりの帯を合わせました。



縦絽ちりめんの襦袢を慈しむ。
観世水に柳の図、なんだけど、このうずまきが、銀河っぽくて、色がまたとびきりかわいくて、で、縦絽!言うことなし。
それにしてもこの帯・・・(ため息)
刺繍はかわいいのだけどねぇ。色が激しすぎます。マゼンタ100!

あ、そういえば、今日のしましまの帯揚げも、実は縦絽ちりめんです。
今年は、縦絽ちりめんの紋付の色無地も買っちゃったし、縦絽ちりめんのはぎれも買っちゃったし、縦絽ラブ。

グレート・ギャツビー



ようやく手に入れました!

まずあとがきを読んだのですが、なんだか笑ってしまった。
村上春樹のその熱さっぷりに。
なんというか、人間として、ぐんと近くに感じたというか。

でも、それは、意外とかそういうことじゃなくて、そもそものところ、こういった熱さなしで、『ノルウェイの森』みたいな名作が生まれるはずもないので、その熱さの存在は今までも十分感じてきたんだけど(伝わってきていたんだけど)でもこうやって、実際に彼の言葉として、素直につづられた熱い想いに触れると、こう、なんかぐっときてしまう。
ああかわいいなぁ愛しいなぁという、気持ち。

最近、その個人に対する特別な感情というより、個人を超越してそこにある人間の真理というか、人としてのエッセンスみたいなものに対して、かわいいなぁと感じることがままあります。すごく愛しい感じ。

自分の中に、青々とした水をたたえている大きく静かな海があって、その大きな海は、信じられないくらいやさしい気持ちをたくわえていて、そこに触れた時、弥勒菩薩のような気持ち(ってよくわかんないけど)、そんな気持ちになるというか。

なんなんでしょうね。
でも確実にあるんですよ、海が。

今日は、この本を抱えて喫茶店でもいくとしよう。

わたしの人生における最も大切な本『ノルウェイの森』を生み出した人間にとっての最も大切な本が、彼によって「満を持して」訳されたわけです。

大切な本がある人生っていいもんです。
村上春樹がすきとかいうと、必ずどこかから「えー」という声があがります。
だから、今までは好きだと宣言するのにはなかなかの勇気が要りました。
でも、そんなことはもう気にしないことにしようと思います。
なんていうか、このあとがきを読んだら、そう思いました。

守ってあげたい

2008/07/20

のの字の魔法



のの字を描くというのが、なんだか、おまじないのような魔法のような感じがしてすきです。
ぐっと想いを込める瞬間、こころにスーッと線を引く瞬間、なんていうか、そういう感じ。

日々是好日。我が人生に悔いなし。

清々しくてこざっぱりした感じ。

2008/07/13

うずまき着物再び



数年前と同じコーディネートでばっちり昭和なオンナ。
うずまきは、夏のモチーフで最も好きな文様のひとつです。

キモノは洗い張りをし、仕立て直してもらいました。
身丈も、身幅もたっぷりだ。裄なんて若干長すぎるくらいです。

帯は、もともと昼夜仕立てになっていたのですが、うんと短かったので、思い切って名古屋に仕立て直してもらいました。
長さもたっぷりで、芯も薄くなり、締めやすいことこの上なし。




おまけ



うずまきの絹紅梅。子どものキモノ。

2008/07/06

黒い夏



黒いジョーゼットの着物に、黒い紗の帯を合わせ、さらに、帯締めも黒にして、黒づくしにしてみました。
何か目新しい感じですな。



帯は萩です。
大人っぽくて、華があって、今年のお気に入りになりそうです。
そして非常に締めやすい!
銀座のアンティークモールで購入。



実はすでに3月頃から髪を短くしているのですが、キモノ着る時の髪型に悩みます。
襟足だけ留めてみたら、すっきりしました。

今日は、立て続けに三回半襟を縫い付けました。
ふ〜
めんどくさいことはいっぺんに済ますのがよいね!
ついでに、櫛入れなんぞも縫っちまった。
気づいたらズタボロだったので、あたらしく作ったのですが、なんだかもったいなくて、携帯したくないな・・・(汚れるから)

それから、今日の篤姫は(も)泣けた・・・!
公方様にくびったけなのである。
完全に篤姫になりきってしまう日曜の夜。
いやー、おもしろい。