2007/09/30

初秋の鎌倉

細い静かな雨が降る中、鎌倉へ行ってきました。
本当はキモノで行く筈だったのですが、天気のせいで洋服で行くことに・・・本当ならば、今月4回目のあのお召が登場する筈でしたが!

北鎌倉の駅で降り、いつぞやも行った、ビーフシチュウの「去来庵」へ。









その後、小町通りでこまごましたお店に入っては歩き、土産物を見たり、雑貨を見たり、キモノやさんを見たり、骨とう品屋さんを見たりしました。

小町通り沿いに佇む、お菓子屋さん



小町通りを抜け、鶴岡八幡宮を横目に、ここもまたいつぞやも行った「大佛茶廊」へ。
大通りから一歩入り路地を歩けば、立派な古い家がぽつぽつと残っていて、細くカーブを描く小道に沿ってぐるりと長い垣根が続いていたりと、情緒溢れる古都らしい風景に、気持ちが和みます。



雨のせいか、大佛茶廊はがらんとしていて、他にお客さんは誰もいませんでした。
仄暗い玄関に足を踏み入れて暫くすると、奥から静々とお店の方が見え、静かな小さな声でいらっしゃいませと出迎えてくれます。
音もなく案内してくれる後ろ姿が、かげろうのような美しさ。



暫くすると、それはそれはおいしそうな水を出してくれました。
底の方が赤く染まっているすてきなガラスのコップを手に取ると、古いガラス製のコースターから飛び出したのは、トランプの絵・・・!何て心にくい!!



この心躍るトランプのコースター。
何て、何てすてきなのでしょう。




大佛茶廊で抹茶を注文すると、お菓子やさんの多い鎌倉でもたいそう有名な「美鈴」というお菓子屋さんのねりきりを出してくれます。
この美鈴のねりきりがまた、おいしいこと!
美しい秋の姿をしたお菓子のすっかりとりこに。





ねりきりを食べる(解体中)ミーキョ
抹茶もねりきりも初めてというみーこさんですが、みーこさんの舌は本当に純粋無垢なこどものようで、抹茶や緑茶の「苦み」というものを全く感じなくなってしまっている私にはむしろ新鮮!
そうか、抹茶って苦いものなんだ、と忘れていたものを思い出し、それからさらに改めてお茶のおいしさを感じます。
苦みの中に広がる甘み、旨み。
ふっと力が抜けるようなお茶の味。



考えてみれば、ミーキョ(と勝手に呼んでいる)と初めて出会ったのは昨年の夏の単衣の頃!
ナント!まだ知り合って1年ちょっとしか経ってないのか!!!不思議だ!
仕事のこと、会社のこと、新しい家族のことなど、いろいろと話し合うくらいすっかり仲良くなりました。
こんなにカワイくやんちゃな格好(野球選手)もしてますが、頼れるヤツなのです。



また、小町通りを通って、行きにちらと見てちょっと気になっていたピロシキやさんでピロシキを買いました。
何だかおいしい予感がしたのです。(そしてこの予感は当たりそう!という予感がさらにしていたのです・・・!)
お土産用に2つ(1つは自分の分です)と今食べる用に1つ。
できたてのほかほかのピロシキは、まんまるくふっくら膨らんでいて、非常においしかったです。

今日の朝ご飯にまたこのピロシキをいただいたのですが・・・
このピロシキ、しぼむこと知らず。ふっくらまんまるのまま硬くなっていて、レンジで温めなおすと、昨日となんら変わらないできたてほかほか、ふかふかのおいしさでした。

2007/09/24

今月3度目お召と2度目の月島もんじゃ



このお召、もう今月3度目になります。
(秋らしい単がない!)

黒い帯でこの間と同じような色の取り合わせですが、今日は単ももう最後になるだろうと、もみじの柄で少し秋らしくしてみました。
やさしいたまご色の半襟には、ころんとした菊がたくさん。デージーみたいな感じです。
帯締めも帯のみどりと合わせて、全体的にふんわりとした感じに。


さてさて、今日は江戸東京博物館へ行ってきました。
博物館前にて。



江戸東京博物館に行って、江戸っぽい食べ物が無性に食べたくなってしまい、再び月島でもんじゃを・・・
キモノではあまり行きたくないもんじゃ焼きですが、それでもおいしかった・・・!



まずは具材を炒め、



炒めた具材でドーナツを作り、真ん中にもんじゃ液を流し込む!

「麦」というお店の、明太子もちチーズもんじゃに、納豆をトッピング。

2007/09/23

会津若松・喜多方

9月連休に会津若松・喜多方へ行ってきました。



会津も喜多方も古い建物がたくさん残っています。無論現役。



蔵の街、喜多方。
本当に、至る所に蔵!

大きくて立派な蔵、きれいな蔵、荘厳な蔵、白壁の蔵、黒壁の蔵、レンガ造りの蔵、朽ち果てた蔵、見る影もない蔵、ありとあらゆる蔵がぼんぼこ建っています。



喜多方ラーメン。



・・・・ところで、です。

今回のこの会津旅行では、ココ数年の中、いや、人生のうちでもかなりおいしい思いをしました。
本当に感動。是非!ぜひ!いちどでいいので行ってみてください。
ワタシは、すべてのものをおいしいおいしいとばかすか褒めるタチではないのですが、ここは本当に。大げさではなく、超うまい。
世間には、「まずい店」と「ふつうにおいしい店」と、「本当においしい店」というのがあって、そのほとんどが「ふつうにおいしい店」だと思います。
雑誌に載っている店はほとんど「ふつうにおいしい店」だと思います。

しかし!ここはまさに「本当においしい店」です。
そしてこんなおいしいお店、そうないと思います。

「味覚のエクスタシー」と言わしめた家炭を・・ざ、残念ですが、超える・・・かも。
※家炭はそれほどうまいということ

最初に出てきたねぎまを食べた瞬間、この焼き鳥はわたしのこの拙すぎる人生で出会ったどのやきとりよりもうまいと感じ、その後に出てくるすべてのものにわたってその感動は維持されたのでした。

その名も「さぶろく亭



おいしすぎて写真を撮る余裕がまったくなかったのですが、
また、写真なんぞでは絶対にこのおいしさは伝わらないと思うのですが・・・

福生へ

米軍ハウスのおいしいイタリアン。



こりゃなんじゃとみーこさん
シマシマコーディネート



せりちゃんとワタシ
うみほたる帯にこの間買ったばかりのフラワー・バスケット帯留め
帯締めの色と帯揚げの色を合わせてみました
薄紫×薄黄色って小さい頃から割と気になっていた組み合わせ

単のお召

2007/09/18

メシを作るときはいつも本気だ!

うちは照明が暗いので、夜ごはんの写真はなかなか撮れません。
本日の献立は、栗ごはん、なめことおくらのみそ汁、ぶりの照り焼き、胡瓜とわかめの酢の物というこれまたしぶーい内容だったのですが、あまりにもおいしすぎて、感動しました。

栗ごはんは、2合炊きで、

・剥いた栗 適量
・米 2合
・塩 小さじ約2/3くらい
・酒 大さじ1
・みりん(極上で頼むよ) 小さじ1
・昆布 1枚

を普通の水量で炊きました。

照り焼き類は、常に醤油とみりんは1:1で。
焼き物は焼き方が大事です。

基本、火強めで表→裏→表で力強く短時間で一気に焼き上げます。
前、弱火でじっくりことことやっちゃったらパサパサボテッと大変なことになりました。
あと、できれば天然の魚を選ぶとよいでしょう。
ぎとぎとした脂っこさ・くどさがなくておいしい気がします。
天然ものは高いけど、それなりの価値があると思います。
高くてあまり売れないから、見切り品になっていることがままあるので、探すと半額とかでおいしい思いができること間違えなし!

酢の物は、酢にみりんを混ぜると、酢のとげとげしさが消え、まろみが出るみたいです。
砂糖を使わずみりんで甘さを出します。そっちのほうがうまい。

ほくっとした栗と昆布のうまみが染み込んだ栗ごはんに、照り焼きの香ばしさが、なんと言っても食欲の秋でしょう的おいしさです。
酢の物が一品加わると、味に変化が生まれ、私はすきです。

近々、きのこご飯の予定あり。
さんまは今年ずいぶん塩焼きで食べたから、今度は圧力かけて骨まで食べられる煮魚にしようか、などなどと食べ終わったそばから、次の献立を考える始末。

さて、ぬか子(ぬか床)に大根を仕込もう。

2007/09/17

おしゃれの秋



下北沢まで自転車で。
途中、道に迷った際、住宅街の中に突如現れた、骨董品屋さんで見つけました。
何となく、自分らしからぬ雰囲気ですが、秋は帯留めの季節なので(なんとなく)購入。
濃いピンクとたまご色の紐の組み合わせがかわいい感じです。

2007/09/08

やっぱりねりきり



近所の知る人ぞ知る的なお店に入ったら、ショーケースの中にすてきなねりきりあり。

「ききょう」と「ひさご」

2007/09/06

お直しいろいろ

好きで集めた襦袢たち、着物に比べて中に着るもの故ハードルが低く、身丈さえそこそこ合ってればわーい買っちゃえーみたいな感じで、いろんなものが集まってきてしまいました。
中には身幅が狭いものなどがたくさんあり、ふと気付くと、それらはどんどんと着ない方向へ・・・

これじゃあいくらあっても仕方あるまいと、試しに一度、絽の襦袢の身幅出しをお願いしてみたら、き、着やすい!!襟の合わさり方が、ち、違う・・・!ということで、襦袢はもちろん、いろいろ直したいものがいっぱい出てきてしまいました。

予算が許す範囲で、バージョンアップを図りたい!

そんなつまらないことを書きつつ、今日は夏ものの半襟をとっぱらい、お手入れします。

あー、算数、いやだ・・・!

2007/09/02

月島へ

日曜日なのに月島は混んでいました。

浅川、多摩川を見て育ったワタシには、隅田川は海認定級の広さ!!
深さを測るモノと思われる白い棒が川に立っていましたが、指している数値は12だとか13だとか・・・
詳しいことはわかりませんが、もしや水深10m以上?!
そう思うと、膝がガクガクする思いです。
いやー、川ってすごい。

月島は初めてです。
憧れの月島もんじゃ・・・!!
こ、これが東京の味か!食ったことねーぞと思いながら、具材をドーナツ形にしたり、もんじゃ液を流し込んだり、キャベツをたたっきったりしてきました。

月島は、これが下町というものかという古い家並の中から、不自然なほどの高層住宅がニョキニョキ生えるように建っています。そして海のような波をしたがえ流れる大きな深い川。



ファンタスティックな光景、月島ナイト。