2006/08/30

キモノ部屋あれこれ

このキモノ、おそらく子供用だと思うのですが、すごいきれいな柄なのです。こんなに派手なのに、下品じゃない。
この雪輪の雰囲気がとーっても好きで、さすがに着ようとは思わないけど、これをこのままディスプレイとして楽しむのか、それとも帯か何かに仕立て直してもう一度「キモノ」(帯だけど)として甦らせるべきなのか、とても迷っています。
隣の鏡にかかっているのは、昼夜帯(ヤフオク落札失敗品…)をカバーにしている姿見です。

これも子供用のぽっくり。上等な畳表です。
前に、古着やレコードや楽器などが豊富で、はっぴいえんどとかが大音量レコードでかかっているような古道具のお店で見つけました。
どうしようというわけではなかったけど、シングルCDくらいのお値段だったので、なんとなく・・・
こうしてよくわからないものが増えていくのであります・・・





こちらは桐箪笥。
時代箪笥のような趣はないけど、板に厚みがあってかなりしっかりしています。
でも、キモノは全然収まりきるはずもなく、うーむ、困った。
地震がくると、この取っ手の金属の部分が音を立て、地震気分をかなり盛り上げてくれます。

2006/08/27

夏キモノでお蕎麦を食べに



今日は、未悠さんとミーコさんと夕方から、車家にお蕎麦を食べに行って来ました。



未悠さんは、絹縮の袂の長いキモノを、ミーコさんは、絽のキモノを、私も絽のキモノを着ました。
オール「暮らし家コーディネート」です。

車家でおいしいお蕎麦をいただいた後は、やはり、パペルブルグへ・・・

今日は私たちがお蕎麦を食べたりコーヒーを飲んでキャッキャと言っている間に長沼の暮らし家さんのすぐ近くのマンションで結構大きな火事があり、雨の中帰って来た後も、かなり夜更けまで消火活動が続いていました。
とてもこわかったです。

2006/08/26

うずまき絽のキモノ

よなよなパペルです。
帰り道、多摩御陵で写真を撮ってもらいました。
もう、うすものを着られるのも、本当に!あとわずかになりました。
このうずまきの絽のキモノ、昨年はあじさいの帯と合わせましたが、今年はかわいらしい雰囲気の刺繍の帯と合わせてみました。
どちらとも今年初です。
今日は涼しい夜で、今もこうしていると窓の外からは虫の声が聞こえてきます。

2006/08/23

麻の葉文様の絽のキモノを着て汐留へ

汐留に行ってきました。
キモノは、麻の葉文様の絽に、羅の帯を合わせて、おもしろくも何ともない着こなしに相成りました。
もっと、芥子の帯とかを合わせてかわいく着たかったのですが・・・いやはや、言い訳なんぞしたくはないのですが、今日着た襦袢は、おはしょりが作れるほど長く、それを2本の腰ひもを間隔をあけて締めて、その腰ひもと腰ひもの間を適当にたるませて身丈を調整するという、世にも手抜きな着方をしてしまったので、予想通り、後ほど大変なことになりました。
車で地元ならともかく、なぜに都内に出るのにこんなことをしてしまったんだー!
そのうち、キモノの方の腰ひもが上がって来て、あれ?と思うほどプカプカゆるゆるしてきたので、そ〜っと外して締め直したら、裾は短く上がるわ、あちこち引っ張ってみたら、襟はどんどん詰まってくるわ・・・と何だかキモノに疲れた一日でした・・・

2006/08/20

お茶のお稽古 8/20

今日も浴衣でお稽古に行ってきました。浴衣は今年はもうこれで最後でしょうか。もう1回くらい、着られるかな?

今日は、主菓子が、「金魚すくい」という錦玉のお菓子でした。ところどころにあんずのような色で、模様がつけられている透明な大きな金魚の中に、金時豆などが入っています。ガラスの器の中で泳いでいる4匹の金魚たちには、湯豆腐を掬うような網が添えられていて、まさに!金魚すくいでした。
先生お手製の心づくしのお菓子に思わず声があがりました。本当に涼しげで、目のごちそう、そして本当においしかった!!

そして私は、お濃茶の平点前に入りました。

お茶杓のご銘は、私は、「夜の秋」と「打ち水」に。
先輩は、ひとつめは忘れてしまいましたが、ふたつめは「水すまし」。涼しげ・・・

毎日残暑厳しい日が続いていますが、夜は少しずつ、涼しくなってきたように感じます。秋ももう少し。そんなことを思っての「夜の秋」です。
夏の終わりは、もしかしたら私がいちばん好きな季節かもしれません。

2006/08/17

稲のジョーゼットに光るひまわりの帯

今日はショッキングピンクの帯を締めて、久しぶりにパペルブルグへ行って来ました。
まわりの人たちから「(色が)あまりに浮いている」と大不評だったので、何となく、お店に入る時も、妙に目立ってしまっているのではないかとヒヤヒヤしてしまいました。
パペルブルグは中世ヨーロッパのお城のような雰囲気で、しっとりと暗めの照明なので、その中だったら、この帯も少しくらいは大人しく見えてくれるでしょう、と締めて行ったのに、何と!お店の薄暗い光の中でも、なぜかこの帯だけ、こころなしか発光しているのです!

この強いピンク、絶対自分には似合わないだろうなぁと思いつつ、刺繍に惹かれて買ってしまったのでした。
アンティークのぽってり刺繍ってやっぱりかわいいなぁと思ってしまうのです。

2006/08/13

お茶のお稽古 8/13

今日も蝉がミンミン鳴く中、お稽古でした。今日も、薄茶の平点前のお運びと、棚を使ったものをそれぞれ一回ずつ。
今日はいつもの「丸卓(まるじょく)」という棚ではなく、「更好棚(こうこうだな)」という四角い棚を使いました。
お茶杓の御銘は、一回目は「迎火(むかえび)」、二回目は「玉すだれ」にしました。
この、「玉すだれ」、実は、仲良くしていただいている方のハンドルネーム(ペンネーム?)でもあって、ずっとすてきな響きだなぁと思っていたのです!
さらに今日は、お濃茶の割稽古で、四方捌きという袱紗の捌き方と、茶入の扱い方などを習いました。いよいよ濃茶か・・・ドキドキ

そうそう、それでさっそく着ていったのが、この間の、縮の着物です。しかし、ジャリジャリした肌触りで、この全くもって肌にそわない着心地!
雨に濡れたステンドグラス帯、先生にすてきとほめられました。うれしいな♪

それから!今日、早速、紗の伊達締を使ってみましたが、別に涼しさに影響はないような気が!
でも、「何かこっそり佳いものを使っていてそして自分しかそのことを知らない」というのがやっぱりうれしい・・・そんなワタシは江戸の野郎のようです。

2006/08/11

稲のジョーゼットに芥子の刺繍帯

8月もいよいよ中盤にさしかかろうとしています。
今年の夏は、うすものをいろいろと増やしてしまったので、残されたこの夏で、着ていないものすべて着られたら、と思っているのですが、どうなることやら!
うすもののことを「蝉の羽衣」とはよくいったもので、今年はこのしゃらんとした透け感のとりこです。
アンティークの絽ちりめんで誂えた鼻緒の畳下駄を合わせました。履くのがもったいないくらいだけど、それでも履きたいお気に入り。

今日着たのは、先日、暮らし家さんで購入した、緑の稲?文様のキモノです。ジョーゼット2枚目!また例の芥子色の刺繍帯を合わせてしまいました。

2006/08/07

浴衣で過ごす夏の日(お茶のお稽古 8/6)

今日は、思い切って、着物ではなく浴衣でお稽古に行ってきました。
本日のお茶杓の銘は、「蝉しぐれ」と「祭囃子」。

お稽古の後は、うなぎの高瀬にうなぎを食べに行きました。
やはり夏はうなぎに限る。文句なしにうまい!



その後、夜風に誘われるままに高幡不動の川沿いを散歩。
そして、国立までひとっ飛びしてもらって、ロージナ茶房へ。
やはり夜喫茶はよいですな。

2006/08/04

鎌倉でみつけたもの



(左上から)
・ロマンな雰囲気漂う「ミルクホール」
・町田駅の歩道
・小町通りの「竹よし」の宇治白玉氷
・報国寺の近くのお店の金魚たち
・報国寺の近くのお店のお花
・「江戸職」の手刷り千鳥のぽち袋

鎌倉 浄妙寺



海がどうしても見たくなり、それじゃあ鎌倉に行こうと思い立ったのが朝、会社がないのをいいことに、行って来ました。鎌倉に。
出かけたのもあまり早い時間ではなかったので、着いたのは、14時半くらい。
今回は、お寺にでも行ってみようということで、浄妙寺というお寺に行って来ました。



庭園を眺めながら、お抹茶とお菓子がいたただけるので、受付を済ませて、お茶室へ向かいます。
入り口には、お花が生けてありました。
ひょろりとした夏の花のなんとも涼しげな風情。



丸い窓からは、夏の濃い緑が太陽をめいっぱい浴びて、これでもかというくらい眩しい!



開け放たれた部屋の目の前には、美しい庭が広がっています。
浄妙寺は、鎌倉駅から少し遠いからなのか、駅のまわりの混み方とはうってかわっての静けさで、ほとんど人がいなく、私の他は夫婦の方一組のみ。
耳に痛いほどの蝉の声、時折響く物憂げなひぐらしの声しか聞こえません。



お寺の方が丁寧に持ってき下さいました。
畳の縁越しに、目の前にすっと座られると、ゆったりとおじぎをされ、思わず私は、お茶だ!とうれしくなりました。

お茶をいただくと、身体から力が抜けていくのがわかります。心に静寂が訪れ、さらさらと何かが流れていくような感じ。
しばらく庭を眺めながら、そのままその流れの清らかな清々しい感じを味わっていました。

ふと、庭のつくばいに目をやると、伏せられた柄杓にきれいな鳥がとまって、チャチャチャと水浴びをしています。
水が飛び散り、太陽を受けきらきらと光っているのを眺め、夏をこころゆくまで楽しみました。

揺れる絹紅梅×雨に濡れたステンドグラス帯で鎌倉へ


先日、暮らし家さんで購入した、揺れる絹紅梅と、同じくセールの時にいただいた、「雨に濡れたステンドグラス」(byおぺにし)の絽帯を合わせてみました。
ひとりでのお出かけだったので、ちょっと大人しめな感じにしてみましたが、地味すぎ?
しかし、色柄はともかく、シャワっとした絹紅梅の、涼しい感触がすっかり気に入ってしまったー!!
今シーズンは密かに縮みも気になる存在だったのですが、着心地は絹紅梅の方が私は俄然断然好き!
今日は暑かろうと、キモノの下にはこの上なくやわらかくしなやかな絹の絽の襦袢を合わせたのですが、お陰で鎌倉散策の中、暑さはあまり気にならなかった!!

2006/08/03

真夏の夜の夢

ジョーゼットのあざみの着物を早速着て、夜お茶しに行きました。
袖丈がちょうど合ったので、かわいらしい雰囲気の綿レースの襦袢を合わせました。
半襟は、アンティークの竪絽縮緬のはぎれを使っています。
帯は、この夏いちばんの活躍が期待される、絽の芥子色の刺繍の帯。
しっかり個性があるのに、不思議と何にでもすんなりくるこの感じ。
夜空に浮かぶ密やかな月をイメージして、ムーンストーンの帯留を合わせました。