2006/08/04

鎌倉 浄妙寺



海がどうしても見たくなり、それじゃあ鎌倉に行こうと思い立ったのが朝、会社がないのをいいことに、行って来ました。鎌倉に。
出かけたのもあまり早い時間ではなかったので、着いたのは、14時半くらい。
今回は、お寺にでも行ってみようということで、浄妙寺というお寺に行って来ました。



庭園を眺めながら、お抹茶とお菓子がいたただけるので、受付を済ませて、お茶室へ向かいます。
入り口には、お花が生けてありました。
ひょろりとした夏の花のなんとも涼しげな風情。



丸い窓からは、夏の濃い緑が太陽をめいっぱい浴びて、これでもかというくらい眩しい!



開け放たれた部屋の目の前には、美しい庭が広がっています。
浄妙寺は、鎌倉駅から少し遠いからなのか、駅のまわりの混み方とはうってかわっての静けさで、ほとんど人がいなく、私の他は夫婦の方一組のみ。
耳に痛いほどの蝉の声、時折響く物憂げなひぐらしの声しか聞こえません。



お寺の方が丁寧に持ってき下さいました。
畳の縁越しに、目の前にすっと座られると、ゆったりとおじぎをされ、思わず私は、お茶だ!とうれしくなりました。

お茶をいただくと、身体から力が抜けていくのがわかります。心に静寂が訪れ、さらさらと何かが流れていくような感じ。
しばらく庭を眺めながら、そのままその流れの清らかな清々しい感じを味わっていました。

ふと、庭のつくばいに目をやると、伏せられた柄杓にきれいな鳥がとまって、チャチャチャと水浴びをしています。
水が飛び散り、太陽を受けきらきらと光っているのを眺め、夏をこころゆくまで楽しみました。