2008/11/02

キャッチアンドリリース

11月に入ってめっきり寒くなりました。

送ってもらった『あっぱ』の「いかさま」?と「きもちよ」?を繰り返し聞きながら、そら寒い日曜日の午前中を相変わらずぼんやりと過ごしています。
よすぎる。

11月かー
もうすぐ、わたしのプリンライフも1年になるわけで。
今までの職業人生の中で、こんなにするすると1年が経つのは初めてだ。
それは大変喜ばしいことであり、誇らしいことであり、わたしは今、本当にうれしい。

30目前にして、人生というものをよく考えるようになりました。笑
いやいや、笑いごとでは全然なく、なんつーか、全体像として、見るようになったってことです。
今までは、何となく、どこへいっても、何をしていても、まだまだある、という感覚があって、
特に何かに対してリミットを感じたことはほとんどなかったわけです。
でも、いざ、30になることを思うと、「やり残したことは?」とか、「これは完成させておかないと」とか、いざ迫りくる終焉に向けて(おおげさだけど)、指折って数えて、確実につぶしていきたいリストみたいなのがなんとなく、懐にいつもあるようなないような。

確実に、自分の身体に対して経年劣化のようなものを感じるし、物理的にこれから育っていく部分なんてみじんもなくて、確実に老い朽ちていくのを、肌で実感します。
それが悪いとかそういうことではもちろんなくて、
でも、そんなことを感じるもんだから、自分の中で、「なんとなく生きてる」感っていうものが、もともと少ない方ではあったと思うけど、よりなくなったというか。

きっと、今後、30になる前の時の気持ちなんてなったあとはきれいさっぱり忘れてしまうのだから、今こうしてここに書き残しておこう。

生きているのが楽しいなぁとつくづく思うのであります。

すきな音楽をかけて夕方のよくわからない時間にろうそくいっぱい並べてお風呂に入ったり、夜の9時過ぎにキレイにお化粧してひとりで飲みにでかけたり(キャッチアンドリリース)、いすをベランダに引っぱり出してコーヒーを飲んだり、ごはんも食べたり食べなかったり、畳に寝転んで好きな本をくりかえし読んだり、なんだかこんな、誰にもじゃまされない自由な生活が、まるでひとりで行く外国旅行のようなシンプルさで、心底幸せで、あー、きっとこのままじゃ誰とも一緒になれないなぁなんて思ってしまう。
まぁそれでもいいと思うけど。
もうちょっと経済的にゆとりがあればいいんだけどね。
来月10日のカード請求を見て愕然とする。

バイトしようかな・・・