2006/10/29

京都へ(2日目/寺町通りで日が暮れる)

小森でパフェを食べ後は、祇園周辺の骨董品やさんめぐり。
こまごまとしたものが雑然と置かれた骨董品やさんで、古いベージュの重ための縮緬の半襟を発見したりしました。
その後は四条大橋を渡って、待ちに待った寺町通りへ!!
しかし、三条の方から行けば、骨董ゾーンにすぐ行けたはずなのに、四条から行ってしまったので、アーケードの商店街をフルで歩くことになってしまった!

鳩居堂で便せんなどを見た後、ようやくアーケードを抜け、魅惑の地帯へ・・・
ここらへんの寺町通り(一保堂がある近辺)は私が京都でもっとも好きなエリアのひとつで、なんていうか、この、ちょっと知的というかアカデミックな雰囲気がたまらないのです。

いちばん最初に見つけた「一休」というキモノやさんにて、薄紫色と水色の中間のような色に、白い水玉が飛んでいる単のお召を発見しました。
かわいい水玉がなかなか着こなせないワタシですが、この色は好きだ!!と思いつい手に取る・・・手に取ったら最後のキモノ。
あれこれ手持ちの帯との色合いを想像していたら、からし色の帯に合わせたい!とついひらめいてしまい、諦めて購入・・・でも、エメラルドグリーンぽい帯揚を合わせたりしたらかわいいかも!と、後は楽しい妄想タイム。

その後は、アンティークセンターへ。
銀座のアンティークモールに似た雰囲気の店内にはショーケースが並んでいて、西洋、日本と問わず、小さくて美しいものたちが、こまごまと並んでいます。
特にアールデコ情緒たっぷりの帯留は見事で、見ているだけで楽しかったです。



村上開新堂。
建物のすてきな雰囲気もそうだけど、ここのロシアケーキのおいしいこと!!

よく見ると、こんなところに「をす」の文字が。









見本ケースに詰まったかわいいクッキーたち。
お土産に買ったロシアケーキを包んでいただいています。








カーブしたショーケース。タイルの地面。並んだロシアケーキたち。
宿に帰って食べるようにもいくつかいただきました。



骨董品やさんやキモノやさんや紙やさんなどいろいろ見て、一保堂でホッとひと休み。
この細かい泡立ち、さすがです!!
京都で抹茶とお菓子のセットを頼むと、大体どこでも800円は下らないのですが、一保堂の喫茶では、お菓子つきの薄茶が500円以内でいただけます。
しかも、薄茶だけでなく、お濃茶や、煎茶なども選べます!
さすがお茶専門店という感じで、本当においしい。

寺町通り、ずーーーっといても楽しい!!

帰りは、千鳥の提灯のあかりがようやく灯り始めた先斗町をずっと歩いてきました。そしてまた祇園に抜けて、宿へ。



帰る道すがら、そういえばと、親子丼で有名な「ひさご」を思い出し、親子丼で早めの夕食にしました。

宿に帰って、キモノを脱いで、用意してくれている浴衣とウールの紺絣のキモノを着て、腰紐の上に帯揚をかけて、かなり適当に兵児帯風にして、また夜の京都を散歩してきました。
ねねの道をずっと歩き、二年坂、三年坂と越え、清水寺まで。
二年坂も三年坂も誰もいなくて、静かな灯りのともった石畳をひとり歩いているうちに、心底落ち着いた気持ちになりました。
やっぱりひとり旅が好きです。