2008/06/28

夏の草履

こんばんは。
JRの吉永小百合的と称され、若干しょげているちえじい@黄楊道です。

えーと、
市外局番03区域の住民になっても(固定電話引いてませんが)、こころは武州に取り残されています。

夏の草履を拵えました。
もちろん、八王子を誇る、なんと、天保5年創業!の履物やさんの、福島履物店さんでお願いしました。



またもや、古い畳表の下駄の畳をひっぺがし、畳を重ねてもらって草履にし、持ち込みの古布で作っていただいた鼻緒を挿げてもらいました。

またしても夏の草履です。贅沢至極・・・
鼻緒はちょっと派手なくらいがいい。
色彩鮮やかな夏のアンティークの着物にもきっとよく映ることでしょう。

わたしは、見ての通り、雰囲気重視人間なので、「二枚歯の下駄をちょいと引っ掛けて」の世界が圧倒的に好きなんですが、いざ履いてみると、どうしても草履に軍配があがります。
というのも、下駄ってどうしても消耗が激しくて、長持ちしないのですね。
愛していれば愛しているほどこれはつらいことで、特に、わたしが愛して止まない古い古い畳下駄なんぞ、歯はもちろんですが、歩く時にどうしてもすってしまうのでしょう、先っぽが下ろしたその日からけずれてしまい、畳の先も容赦しない。
さらに、草履の方が圧倒的に履きやすい。
遠出するときなんぞ、どうしても草履に足が向いてしまいます。

下駄も好きなんだがなぁ!
下駄を履くなら、潔く、消耗など気にせず大胆に履こう。
それを考えると、畳がのっているような、豪華な下駄ではなく、あっさりとした塗りのない桐下駄がいちばんのように思えます。
塗りのない下駄には、これまたあっさりした鼻緒がいい。
それか、塗りなら春慶で。
あれはとにかくとても好きだ・・・!

福島さんでは、会津の桐下駄もいっぱい揃っています。
いただきものの草履や、昔百貨店で買ったような草履など、挿げ直してもらっただけで、俄然履きよくなります。
鼻緒が挿げ方でこんなにも変わるのかと思ったものでした。

八王子は、暮らし家さんもあるので、ぜひ、来まっし八王子。
暮らし家さんで、はぎれを買って、福島さんで鼻緒にしてもらって、というのが今いちばんホットです。

ご興味ある方いらっしゃったら、詳しく説明しますので、(何をだ?)ご一報くださいまし。

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