千鳥の棲む国へ
先斗町で見つけた千鳥
提灯にともる静かな灯と、肌に纏わりつく夏の夜の空気
崩れかけた蔵に映えるサルスベリの花
高台寺の鍵善良房が好き
つるりとした葛きり、歯ごたえとの両立を見習いたいもの
祇園で下駄を購入しました
高台寺で夜の散歩を
色街パラダイス
入り口はこちら
夕闇の中、くっきりと浮かび上がる楽園への道標
妖しく灯る店々のあかり
夜風に揺れる店先ののれん、こざっぱりとした玄関にはスリッパが訪客を待つ
あちらの世界にやんわり手招きされているような、艶かしさが漂う
夏の夜のじっとり湿った空気がさらに濃く、息苦しい程にもったりと重く、身動きできなくなる まるで蜘蛛の巣に絡め捕られる小さな虫のように
上の部屋の一寸開いた窓に、人魚のような影がゆらりと揺らめいたような、
誰もいないしんとした玄関に、客を迎える金魚たち
この世の生き物ではないようにくねくねと滑らかに泳ぐ
路地からひとりの男性が歩いてくる
のれんを潜ると、音もなく出てくる小さな老女
あの人は無事に帰って来れるのだろうか
吸い込まれるように消えていった、横かけのショルダー・バッグの後ろ姿が心配になる
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